フレッシュマンセミナー I |
講義の概要(目的と内容) |
「機械」が意味する内容は多岐にわたり、航空機、自動車、ロケット、ロボットはもとより、発電所などのプラントなども含まれる。「機械工学」は、これらのものを作るのに必要な学問分野の集大成である。例えば、自動車を考えてみると、安全なボディをつくるためには、軽く強い材料とその加工法の開発が必要であり、設計に当たっては、十分な耐久性や耐衝撃性を持たせるように各部の寸法を決めなければならない。材料力学、材料学、加工学はこれらのために利用される。また、高性能のエンジンは効率の良い燃焼を燃焼室やバルブの形状の工夫によって達成されているし、燃費や走行安定性の向上のためには、車体の空気抵抗を減少する必要がある。 熱力学、流体力学がこの分野で活躍する。さらには、機能を最適にするようにコントロールしたり、急ブレーキをふんでも横すべりしないようにするために制御工学がある。本講義は、機械工学科の教員各自の専門分野に関係した入門講義を通して、機械工学の概要を理解することを目的とする。 |
工業力学I及び演習 A&B |
講義の概要(目的と内容) |
力学は力とそれによる物体の運動に関する学問である。したがってほとんどすべての機械工学の専門科目の基礎となる。本科目によって,力学における物理量と基本法則及び力学現象への適用法を十分理解する必要がある。 本講義では「運動と振動」分野の≪運動の法則≫を4コマ(正味6時間)と<質点の力学>について3コマ(正味4.5時間),<質点系の力学>について3コマ(正味4.5時間),<剛体の力学>について4コマ(正味6時間)の授業を行う。本講義は2つのクラスに分けて行う。クラス分けは授業開始前に掲示するので各自確認すること。 |
フレッシュマンセミナーII |
講義の概要(目的と内容) |
受講生は9グループに分かれて、機械や機械製品を分解し、それらの働きや特徴について考察する。分解する過程で、各部品のスケッチを行いその役割(部品の機能)について考察をしてゆく。簡単な機械でも、一つ一つの部品に固有の働きがあり、それらが様々な役割(機能)を分担することにより、機械や機械製品全体の働き(機能)が実現されることを学ぶ。また、機械や機械製品に直接触れることにより、2年次から学習する専門科目に対する興味を深めることも目的である。なお、部品スケッチ等は授業時間中に行うが、各部品の役割などに関する考察は各自授業時間以外でも行う。さらに、部品のスケッチや各部品の役割や機械や機械製品の働きに関する考察をレポートのまとめ、簡単な発表を行い、グループ討論を行うことを通して、総合的に文章力、発表能力等を養う。 |