村越研究室

 聴覚は視覚とならんで重要な感覚器官であり、人間と外界の情報を繋ぐインターフェイスです。興味深いことに、鼓膜の振動に始まり、中耳における耳小骨連鎖のてこ運動、内耳感覚細胞の伸縮運動、そして僅か10 nm程度のタンパク質モータprestin(プレスチン)の構造変化に至るまで、聴覚システムは極めて力学的な振る舞いを見せます。
 機械工学的立場でこの聴覚器官を捉え、バイオナノテクノロジーや数値解析手法を用いて音受容メカニズムの解明に向けた基礎研究を行い、さらに得られた知見を基に、難聴などの聴覚疾患の診断技術や治療方法の開発といった臨床応用研究を進めています。


研究室アピール

  機械工学を基礎として生体現象を理解しようとする学際領域(生体工学、バイオメカニクス)において、“聴覚のメカニクス”をキーワードに研究に取り組んでいます。
 培養細胞やタンパク質を扱ったマイクロ・ナノレベルの実験や数値シミュレーション、臨床応用にむけた医療機器の開発などの研究を行っており、健康な社会・持続可能な社会の実現への貢献を目指しています。また積極的に国際共同研究を進めています。
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担当教員

村越 道生 准教授
所属 機械システム工学コース 
村越研究室(機械工学科1号棟2階)
専門分野 生体工学、機械力学
学位 博士(工学)(2008年)
主な研究 ○ 新生児聴覚スクリーニング用診断装置の開発
○ 聴覚器官の音受容メカニズム解明へ向けたナノスケールシミュレーション
○ 原子間力顕微鏡を用いた膜分子モータの構造解明
○ 遺伝性難聴治療のための埋め込み型ドラッグデリバリーシステムの開発
所属学会 日本機械学会、日本生体医工学会、日本耳科学会、日本聴覚医学会、The Association for Research in Otolaryngology、日本音響学会
電話・FAX 099-285-8242
E-mail michio@mech.kagoshima-u.ac.jp
※@を半角に直してください
 
主要論文・著 鹿児島大学研究者総覧 > 研究活動
学術賞 瀬口賞、日本機械学会バイオエンジニアリング部門(2017年)
科学新聞賞・研究奨励賞・阪本研究刊行助成賞・阿部賞、日本生体医工学会(2012年)
研究奨励賞、石田(實)記念財団(2011年)
日本機械学会奨励賞(研究)、日本機械学会(2008年)、他
発明・特許  
その他  

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