『真なるダイナミクスの追求によるシステム制御理論の躍進を目指すシンポジウム2018』
本シンポジウムは盛会のうちに終了いたしました。ご講演いただいた10名の方,ご参加いただいた総勢25名の方に深く感謝申し上げます!
開催概要
  • 開催日時:2018年11月10日(土)10:30〜2018年11月11日(日)12:30
  • 開催場所:霧島国際ホテル(鹿児島県霧島市牧園町高千穂3930番地12)
  • 開催主旨:システム制御理論はこれまでに数多くの工学的・理学的貢献をしてきたが,これからの課題として,IoTやサイバーフィジカルシステムなどによる超スマート社会の実現(Society 5.0)や第四次産業革命(Industry 4.0)等への貢献のために更なる発展が期待されている.そのためには様々な性質を持つシステムを複合的に捉え,総体としてのダイナミクスの真なる姿を明らかにし,それらを活用して種々の制御機構を開発していかなければならない.従って,線形/非線形,確定/確率,連続/離散,集中/分散など従来型のクラス分けを再考し,それらの垣根を取り払うことによりシステム制御理論を統一的に取り扱えるようにしなければならない.本シンポジウムでは,これまで蛸壺的であったそれら研究成果を持ち寄り,互いの垣根を取り除くことにより各参加者の視野を広げることで,イノベーションの種を撒くことを目的としている.
  • 発表予定者(敬称略・講演順,タイムテーブルはこちら.タイトルは仮のものです.):
    1. 西村悠樹 (鹿児島大学):“決定論的ウィーナー過程”の提案とその安定性理論
    2. 星野健太 (青山学院大):滑らかでない確率システムとその安定性について
    3. 足立亮介 (北海道大学):センサネットワーク上の分散状態推定
    4. 岡野訓尚 (岡 山 大):量子化信号を用いた制御系の安定化限界
    5. 佐藤一宏 (北見工業大):リーマン多様体上の最適化手法を用いたシステム制御理論
    6. 大木健太郎(京 都 大):量子系の推定と制御(急病による講演取り下げ)
    7. 瀬部 昇 (九州工業大):逐次線形化に基づく双線形行列不等式(BMI)問題の数値解法
    8. 井上正樹 (慶応義塾大):人間集団の意思決定を含む動的システムの“弱い”制御
    9. 定本知徳 (東京工業大):低次元化に基づく前処理付き強化学習
    10. 佐藤訓志 (大 阪 大):確率システム制御の宇宙工学への応用
    11. 中村文一 (東京理科大):電動車いすのヒューマンアシスト制御
  • 参加予定者(敬称略・五十音順,申込があり次第順次追記します.):
    足立亮介(北海道大),井上正樹(慶応義塾大),大木健太郎(京都大),岡島寛(熊本大),岡野訓尚(岡山大),管野政明(新潟大),定本知徳(東京工業大),佐藤一宏(北見工業大),佐藤訓志(大阪大),佐藤康之(東京理科大),澤田賢治(電気通信大),鈴木雅康(宇都宮大),瀬部昇(九州工業大),中村文一(東京理科大),柳楽勇士(京都大),西村悠樹(鹿児島大),波多野崇(マツダ株式会社),星野健太(青山学院大),福井善朗(九州工業大),森田亮介(岐阜大),山本茂(金沢大),湯野剛史(九州大).
  • 西村研から参加予定の大学院生:宇都太賀,木下亮,木村修馬,竹内康貴.
 
参加費ならびに宿泊情報
  • 参加費:無料.ただし,泊まり込み形式.
  • 泊まり込み代:12,000円(予定額)---11/10の懇親会費,11/10の宿泊代,11/11の朝食代,滞在中の温泉入浴料の総額.
  • 泊まり込み補足:和室四人一部屋が基本となります.部屋割りは参加者が固まり次第,楽しい決め方をします.どうしても個室が良い,別の宿を確保したい等の特別なオーダーは参加申込フォームまたはメールにてご相談下さい.泊まり込み会場の個室は少数であれば割増価格で提供可能です(その場合は部屋を確保する必要がございますのでお早めにお知らせ下さい).
  • 前泊について:初日は10:30開始を見込んでおりますので,はじまりからご参加される場合,遠方からお越しの方は前泊が前提になると思います.霧島の温泉街に宿泊されるのがお勧めではありますが,鹿児島市内や国分付近でも十分に間に合うと思います.(申し込みフォームにて,開催場所での前泊に関する質問項目がございます.)
参加申し込み
  • 参加申込はこちらの参加申込フォームでお受けしております.参加申込期限:2018年8月3日8月6日正午(部屋の確保がございますので,参加見込の段階で構いませんのでお早めにお申込み頂ければ幸いです.ご参加が流動的な場合は,フォームの備考欄に詳細をご記入下さい.)たくさんのお申込み,誠にありがとうございました!
この研究会は次の研究費の支援を受けています.
  • 科学研究費補助金・基盤研究(B)・17H03282『非マルコフモデルと不連続フィードバックに基づく非線形確率ロバスト制御理論の構築』
連絡先
  • 西村悠樹(yunishiの後にアットマーク、その後にmech.kagoshima-u.ac.jp)